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40歳からのコスメは引き算。簡単に10歳若見えするスキンケア&メイクとツヤ髪ケア


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元祖マルセイユ石鹸の成分は石鹸素地だけ|洗髪でサラサラ&お手入れ要らずの透明肌にも!

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朝晩、顔を洗うとき何を使いますか? 私は朝起きたときは水で洗うだけ。夜メイクを落として寝るときは、固形の純石鹸を使っています。合成界面活性剤の入っている洗顔フォームや洗顔パウダーは持っていません。オリーブ油を原料としている釜炊き石鹸を愛用しています。

純石けんとは?

純石鹸は、化粧石鹸や無添加石鹸とは違います。

純石鹸

JIS(日本工業規格)では、成分が純石鹸分(脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウム)が98%以上を占めるものを言います。あとの2%は製造過程で生まれる不純物となります。

天然の油脂を、水酸化ナトリウムを使って加水分解することで得られた脂肪酸ナトリウムは「石けん素地」、脂肪酸カリウムは「石けんカリ素地」と呼ばれています。

 

包み紙のラベルを見ると、こんなふうに書かれています。グリセリンは製造過程で自然発生します。

成分:石けん素地

または

成分:石けん素地、水分、グリセリン

 

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「石けん素地」って何でしょうね。化学的に言うと脂肪酸ナトリウムのことで(油ですね)、これに水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を加えると石鹸になります。オリーブオイルやバームオイルなど、どんな油を使うかは各ブランドによってピンキリです。

(脂肪酸カリウムだと「カリ石ケン素地」と書かれています。)

 

グリセリンは石けんを作るとき自然発生する物質で、トロッとした天然の保湿成分。低価格で大量生産する石けんは、グリセリンを先に分離してしまうので、純度の高い純石けんができあがります。これを中和法といいます。でも保湿成分が無くなるわけですから洗い上がりはさっぱりしすぎて、乾燥肌の人には向かないでしょう。200~300円で手軽に買える石けんは、洗顔にあまりお勧めできません。

どんな肌質にも使える石けんとは?

 その一方で、乾燥肌の人を含めオイリー肌、アトピー肌など、どんな肌質の人にもOKなのは、長時間の手間暇をかけて作るコールドプロセス法釜炊きけん法の石けんです。お値段が高いものほど、完成までに3カ月~6カ月かかるのはザラです。

コールドプロセス法

38~40度前後の低温で時間をかけて石けん化させる方法。けん化反応がゆっくりなので、完成までに長期間かかる。

釜炊きけん法

高温でグラグラと煮て石けん化させる方法。枠に流し込んで乾燥させるので、完成までに長期間かかる。

マルセイユ石けんの厳しいルール

 おすすめ石けんシリーズ。釜炊きけん法で世界的に有名なのはマルセイユ石けんです。なぜなら17世紀にフランスのルイ14世が「完璧な石けん」として製造方法に王令を発布した高級品。「原料油脂はオリーブ油以外の使用を禁止すること」、「実が熟した最終搾りのオリーブ油を使用すること」、「暑さで石けんの密度が損なわれる6~8月の製造を禁止すること」の厳しいルールが定められています。

 

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 (2019年9月25日更新)

マルセイユ石けんの数あるメーカーの中で、最も歴史が長くて信頼があるのが、マリウス・ファーブル社。製造工程で社長が味見をする「サボン・ド・マルセイユ」は、「王家の石けん」と言われるほど徹底したこだわりを持って作られています。オレイン酸が豊富なオリーブ油を10日以上も釜炊きして、精製した地中海の海水で洗浄。枠に流し込んで、潮風でじっくりと乾燥させる手作りの製法です。

 

1年前に私が初めて買ったのは、元祖「サボン ド マルセイユ オリーブ 」。オリーブの色そのままのグリーンの石けんです。

 

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泡洗顔料に入っているケミカル成分

 実は私がマルセイユ石けんに目覚める以前は、クレンジングオイルと敏感肌用の泡洗顔料を使っていました。オーガニックMIXとか、弱酸性・無香料・無着色・アルコールフリーといった表示に惹かれて購入したのですが、泡洗顔料の成分を見てビックリ。純石けんの成分(石けん素地)と比べると、ずいぶんいろんなものが入っていますよね。

 

成分:グリチルリチン酸2K、精製水、グリセリン、ラウロイルアスパラギン酸Na液、マルチトール、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液、PG、PEG6000、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸Na、ステアリン酸POEソルビタン、グリセリルエチルヘキシルエーテル、水酸化カリウム液(A)、エデト酸塩、フェノキシエタノール、パラベン

 

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肌のお手入れは水と石けんだけ

 洗顔料断ちをしてから、私が行っている肌のお手入れは・・・何も付けないこと。朝は水洗顔、メイクを落とすには純石けんで洗うだけです。

 

基本的に乳液やクリームには、合成界面活性剤や油分、合成ポリマーなどが入っているので、朝は洗顔料で洗い落とす必要がありますが、何も付けていなければ、皮脂汚れがあるだけ。皮脂汚れは水(ぬるま湯)でやさしく洗えば落ちますし、その後は肌の奥から出てくる天然の保湿成分が潤いをもたらしてくれます。つっぱったりなんかしません。

 

サボン ド マルセイユ オリーブ での洗い上がりはこんな感じ。水洗顔したあとのすっぴんです。何も塗っていないですよ。勇気を出して言うと、私は1955年12月生まれ。年齢は計算してください(笑)

 

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そりゃこれまで生きてきたんですから、老化によるシミ・シワはあります。でも毛穴トラブルや肌荒れと無縁になったのは、純石けん洗顔の成果だと確信しています。

 

ちなみに私は「サボン・ド・マルセイユ オリーブ」を皮切りに、高品質な純石けんとして「アレッポの石けん」、「ガミラシークレット ザクロ」、「naiad アルガン石けん」、「ナーブルスソープ」も比較しながら試しています。それぞれの特徴については、ひとつずつ紹介していますので、スキンケアのカテゴリーをお探しください。

 

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