20代でファンデをやめて、40代でパウダーメイクを始めた私は、ファンデに関して浦島太郎の状態です。それでも心がけているのは、シミやシワを隠せなくても、透明感のある素肌っぽいメイクをすること。最近になってミネラルファンデの良さを知り、パウダータイプに限って使うようになりました。
トライアルセットの豪華なブラシに惹かれて買ったのが、エトヴォスとレイチェルワイン。医薬部外品としての薬用ホワイトニングに惹かれたのがヤーマン。ヴァントルテはピュアシルク100%配合が興味をそそりました。
リキッドファンデ、クリームファンデは肌を老化させる
なぜミネラルファンデ、それもパウダータイプにこだわったかと言うと、肌荒れを招くケミカルな成分が入っていないファンデが欲しかったからです。肌に付けるものは口に入れても大丈夫なものを選びたいので、配合成分は細かくチェックして、分からないカタカナはネットで検索します。
化粧品に含まれる化学物質は、皮膚の毛穴や汗孔から吸収されると、そのまま体内を巡ります。有害物質の多くは肝臓で解毒されますが、長期的に考えて私は、口に入れられない化粧品を肌につけたくないのです。
そんな折に、レイチェルワインのオンラインショップから届いたメールのタイトルには、びっくりさせられました。『実年齢 + 10歳にさせる原因』って、このブログの『Look 10 Years Younger』と正反対。
何が実年齢より10歳も老けさせるのか、内容をじっくりと読みました。やっぱり問題なのは、合成界面活性剤、油分、エタノール。リキッドファンデやクリームファンデ、固形タイプのファンデにはこれらが入っているそうなんです。
肌の天然バリアを壊す合成界面活性剤
普通は絶対に混じりあわないのが水と油。混じり合わない水と油の間には界面が存在しているのですが、この界面の性質を変える物質が、合成界面活性剤です。
食品ではバター、マーガリン、マヨネーズ、アイスクリームなどに含まれていて、身体用では大量生産した石けんにも含まれていたりします。だから私は、オリーブオイルで作られた植物性の純石けんを使っているのです。
サポニンやペプチドなど、もともと自然界に存在する界面活性剤とは違って、化粧品やシャンプー、台所洗剤によく使われているのは、工業的に安く製造できる石油系の合成界面活性剤です。
肌を乾燥から守る天然バリアを破壊して、皮膚内の水分を蒸発させるので、乾燥肌になるわけです。しっかり洗ったつもりでも、角質中の細胞間脂質(NMF)に付着して、ますます肌を乾燥させます。
活性酸素を発生して肌を老化させる油分
肌への密着度を高めるために、液状タイプ、練り状タイプ、そして固形タイプにも含まれているのが油分です。きれいに落としきれなかった場合、油が毛穴に詰まって、紫外線やアクネ菌により酸化します。肌を錆びつかせ、老化の原因となる活性酸素を発生させる原因となるのです。
しかも油分は水洗顔では落ちないので、クレンジング剤を使わなくてはなりません。クレンジング剤には、強力な合成界面活性剤が含まれていますから、肌の天然バリアが壊れるという悪循環につながります。
肌の水分を奪うエタノール
エタノール(アルコール)入りの化粧水を使うと、肌がさっぱりするので、オイリー肌の人で愛用者は多いでしょう。エタノールは防腐剤の代わりとして、リキッドファンデによく配合されてます。
ところが殺菌系の化粧品を毎日つけていると、肌を健やかに保つ常在菌が死滅してしまい,感染症や肌荒れが起こりやすくなります。真菌の一種、マラセチア菌が大量発生して、肌の赤みや乾燥を引き起こすのです。
防腐剤フリーを謳う化粧品なら安全かと思うでしょうが、合成界面活性剤が含まれていたなんてことも多々あるので、成分表はちゃんとチェックしたほうが良いでしょう。
パウダータイプのミネラルファンデで安心な肌へ
ミネラルファンデが登場する以前、私はルナレーナのフェイスパウダーを使っていました。ファンデではないので油分を含まず、簡単に洗い流せるのが気に入って、20年近く使い続けてきたと思います。
そして今は、カバー力があって肌を傷めないミネラルファンデの魅力にはまって、朝のメイクで今日はどれを使おうかと、4種類を浮気しながら楽しんでいます。
エトヴォス(ETVOS)の陶器肌ミネラルファンデ―ション
ヤーマン(YA-MAN)の「オンリーミネラル 薬用ホワイトニングファンデーション」
レイチェルワイン(LACHEL WINE)の「ミネラルファンデーション」
ヴァントルテ(VINTORTE)のミネラルシルクファンデーション
どれも素晴らしいのは、化粧下地がなくても直接つけられて、固形石けんの洗顔で落ちること。肌への負担が少ないどころか、つけた方が肌にいいとまで言い切るミネラルファンデが登場したことには、コスメの進化を如実に感じます。
4つから1つに絞るまではまだ時間がかかりそう。いやもっと興味をひく新製品が生まれる可能性も多々ありますね。トライアルセットが出たら必ずチェックして、このブログに載せていく予定です。