今になって知ったのですが、ストレートパーマと縮毛矯正は違うんですね。
1剤で髪を柔らかくしてから、コーミングで癖を伸ばし、2剤で髪を張りのある状態に戻すのがストレートパーマ。癖の弱い人や、パーマを取りたい人に向いています。
一方で縮毛矯正は1剤で髪を柔らかくするのは一緒ですが、アイロンで熱を加えて癖を伸ばし、2剤で髪の張りを戻します。
振り返れば20代の後半、私はストレートパーマをかけていました。パネルみたいなものに髪を張り付けて、短冊をいっぱいぶら下げた頭が重たかったことを記憶しています。
これもストレートパーマですが、下のほうはホットカーラーで巻いていました。六本木、青山近辺で遊んでいたころです。
30代の後半になって、画期的なストレート術として登場したのがMRハビット。横浜・元町にはMRハビット専門の美容室があって、大繁盛していました。
頭のてっぺんに河童みたいなお椀を乗せられ、3人がかりで髪を引っ張られて、火傷するくらい熱いドライヤーを当てられ、いや~、何時間かかったことか。熱を加えるということでは縮毛矯正の元祖だったのかもしれませんが、ピーンと真っすぐになりすぎた髪はかなり不自然でした。
それから数年後にリペアやリシンが登場して、ヘアアイロンで伸ばす縮毛矯正になったのです。これをやっている期間は10年ぐらい続いたと思います。サラサラでしたが、薬剤の使い過ぎで、髪が弱っていくのに気付かなかったんですよね。
50歳のときには、かなり髪が細くなっています。
飲み仲間だったスタイリストさんに紹介して貰った美容師さんの元に通い始め、縮毛矯正じゃなく、デジタルパーマに移行。この写真は今から10年前ですが、洗髪後にドライヤーを当てるとき、髪を束でつかんでクルンクルンと回すだけの楽ちんなヘアスタイルでした。
この美容師さんは一人でひっそりとお店を経営している伝説の人で、予約がとれるのは3カ月先。施術には半日かかるのもあり、次第に足が遠のきました。
そして今、縮毛矯正をやめて髪の健康に努めてきたものの、薬剤の悪影響がなくなった代わりに、加齢の影響が出てきました。
なるべく後ろで結ぶようにしていますが、湿度の高い日には飛び出てくるアホ毛。生活に疲れたヘアスタイルになってしまいます。
目立つ部分だけ縮毛矯正はできないものかと、近ごろお世話になっている逗子の美容院に相談に行きました。でも店長が厳しい一言。
「縮毛矯正は中年以降の方にはおススメしません。てっぺんの髪が薄くなる年代なんですから、癖があるほうが根元に立ち上がりができて良いんです。矯正してペタッとなったら、髪が薄く見えて分け目が目立ちますよ。」
確かに理にかなっていますね、ショボン(´・ω・`)
こうして癖毛との戦闘を繰り返しながら、お出かけ前に無くてはならないものがヘアアイロンです。いろんなメーカー、値段もピンからキリまで、5本以上は使ってきましたが、今はこれで落ち着いています。
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Amazonでは 2,800円の激安アイロンですが、324件のカスタマーレビュー(2017年7月20日時点)が付いています。
軽くて使いやすく、設定温度が80度~240度と幅が広い上に、短時間できれいなストレートになるという高評価が多いのです。
熱くなったアイロンの置き場として、240度まで対応の耐熱ホルダーも合わせて買っておくと便利です。
こんなに安いのにサーモスタットが付いているので、電源を落とし忘れたときも安心です。
頑張って固形の純石けんで洗髪し続けた成果でしょうか、癖が気になるのは前髪とトップだけになり、ヘアアイロンは仕上げにちょこっと使うだけ。
雨さえ降っていなければ、こんな感じでまとまるようになりました。やっぱり縮毛矯正をやめておいて良かったです。
アゲツヤの製品は買ってから2年たっても壊れることなく、ストレートにも巻き髪にも使える小回りの良さは、ベスト商品だと思っています。もしも壊れたら他に浮気せず、今度はもっとカワイイ色を買うことにしましょう。
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