今ではだいぶ少なくなりましたが、蛍光灯や太陽光の下で、ファンデが白浮きしてる人っていますよね。初めてメイクをした大学生のころ、私もその一人でした。首と顔の色があきらかに違うのに気付かなかったんです。
書籍「あぶない化粧品」シリーズとの出会い
18歳でコスメフリーク。大学へ通う途中にカネボウの化粧品店があり、お小遣いをつぎ込んだものです。リキッドファンデから始まって、クリームタイプ、ケーキタイプへとシフト。物足りなくて、母が使っていたカバーマークまで拝借するようになりました。塗れば塗るほど肌が乾燥して汚くなり、「もうやめた!」と一気にコスメを断捨離したのが、20代後半です。
そのころ夢中になって読んだのが、日本消費者連盟の「あぶない化粧品」というシリーズ。ケミカルなコスメから離れる決意を促してくれました。
この本から学んだお手入れは石けん洗顔のみで、基礎化粧品は無し。日焼け止めを塗って、ベビーパウダーをはたくメイクをずっとしていました。でもそれじゃシミ、くすみは隠せない。40代に入って、ルナレーナから出ている色付きのフェイスパウダーを使うようになったのです。
ファンデじゃなくてパウダーのルナレーナ
ルナレーナは1991年に福岡で誕生し、コツコツと草の根的な販売を続けてきた化粧品メーカーです。一日中きれいな肌を保つためのスキンケアを考えて、パウダーメイクを提案。油分を含まず、簡単に洗い落とせるパウダーを開発してきました。基礎化粧品なども白色粘土と富士山の湧き水を使った、日本の老舗ならではの信頼できるブランドです。
厳密に言うと、ルナレーナにはファンデーションはなくて、あるのは超微粒子の粉おしろいを固めたプレストパウダーだけ。鉱物油フリーなので肌がくすむ心配はありません。ちなみに鉱物油とは、石油を原料として合成・精製された油成分のこと。油ヤケを起こす人もいるので、ルナレーナには含まれていません。
タルク、マイカといったミネラルから作られた超微粒子パウダーが皮脂や水分を取り込んで、いつもサラサラ。ベタつきや毛穴へ落ち込みが気にならず、皮膚呼吸してる!って感じる状態をキープします。しかもSPF13 PA⁺⁺で、紫外線からもガードしてくれるんです。
カバー力と透明感のパウダーシリーズは2タイプ
スキンケア発想から生まれたルナレーナのパウダーには、肌にしっかり付いてカバー力のある「コントロールパウダー」と、軽く付いて透明感のある「コンパクトパウダー」の2種類があります。
まずは「コントロールパウダー」でメイク。
透明感をプラスしたり、お化粧直しには「コンパクトパウダー」を使います。
専用ケースは両方のパウダーをセットできる仕様。私はコンパクトパウダーだけ使っているので、パレットの片側には携帯用のパフを入れています。
コンパクトパウダーでのメイクはこんな感じ
軽付きタイプの方、コンパクトパウダーでメイクした写真を載せます。白浮きしていませんよね。素肌のままみたいな透明感があってサラサラ。時間が経つにつれてしっとり馴染んで、お化粧直しは要らないなあと思っています。真夏の炎天下でも、汗で流れ落ちることはないです。
使っているお色はパウダーライト(C01)という、もっとも明るく透明に近いカラーですが、よく売れているのはナチュラル。ニキビ隠しの微粒子パウダーも発売されて、男性にも売れているそうです。
追記:2017年10月13日
上の記事を書くに当たり、メークした写真を撮ったのは2017年6月4日です。それから4カ月が過ぎた今、最も使用するパウダーはヴァントルテのミネラルファンデに変わりました。
肌に負担のないファンデは何種類も試して、このブログの「メイクアップカテゴリー」に載せていますが、いちばん軽くてカバー力があり、落とすのを忘れて寝てしまっても朝はますます潤っているのは、ヴァントルテだと思います。
下の写真は10月12日の朝に撮ったもの。美容液を塗っただけで下地も塗らず、直接パウダーをパフで叩いていますが、メイク直しなどせずとも夜までこの状態が続きました。
12月には62歳になります。でも10年前の肌より今のほうが若いと思えるのは、コスメブランドが確実な進化を遂げたおかげかもしれませんね。