空気が乾燥して、唇の皮が剥ける季節がやってきました。私は比較的トラブルのない普通肌なのですが、困ったことに唇だけはボロボロになる「敏感肌」なのです。なので冬のあいだは口紅の出番が少なく、カラーリップ(リップクリームに色ついたタイプ)を使うことにしています。
- どうして唇は乾燥しやすいの?
- 100%天然由来成分の「エコリュクス ナチュラルリップ」
- エコリュクスのクリアレッドは大人っぽい濃ピンク
- @コスメのランキング5位の「ニベア リッチケア&カラーリップ」
- ニベア リッチケアのシアーレッドは薄めで艶やかなピンク
- どちらを使うかは季節はシーンによりけり
今回は口コミサイトで評判のいい「ニベア リッチケア&カラーリップ」と、天然由来成分100%の「エコリュクス ナチュラルリップ」の比較をしてみることにしました。他にもカラーリップはあれこれ試しましたが、私にはこの2本が合っているようです。
どうして唇は乾燥しやすいの?
私は自宅にいるときノーメイクで、唇にはリップクリームを塗っています。これまたいろんなメーカーを試しても大差なく、ハチミツパックをしたり、乾燥しないようにマスクをしたり、あの手この手を講じています。
唇が乾燥しやすいのには理由があります。唇は頬などと違い、粘膜の一部で皮脂腺がないこと。そして角質層が皮膚に比べて薄いことが影響して、かさつきやヒビ割れなどが起きてしまうのだそうです。
なかでも角質の細胞間脂質に多く含まれているセラミドが不足すると、細胞と細胞のあいだに隙間があいてしまい、内側の水分が蒸発したり、外部刺激を受けやすくなったりします。
そこでセラミドに類似した保湿成分や、栄養となるオレイン酸やビタミンEを含む植物オイルでうるおいを補給し、唇の荒れを改善することが必要になるのです。
100%天然由来成分の「エコリュクス ナチュラルリップ」
「エコリュクス ナチュラルリップ」は、オーガニックコスメを売っているショップで偶然知ったのがきっかけで、リピ使いしています。価格は1,836円(税込)です。
環境指向商品の開発販売をしている日本グリーンパックスという会社が、去年の1月に出したオリジナルブランドのカラーリップで、タール色素は一切使わず、天然由来の着色料のみを使用しています。
一般にリップクリームには唇を乾燥から守るワックス剤が使われているのですが、「エコリュクス ナチュラルリップ」が配合してるのは天然由来のロウ。
キャンデリラという植物から採れるキャンデリラロウと、ミツバチの巣を構成するロウを生成してつくるミツロウの2種類です。
さらには6種類の天然由来美容成分(セラミド類似成分、オリーブ果実油、ホホバ種子油、馬油、加水分解シルク、ラベンダー花エキス)を配合して、乾燥しやすい唇をケアしてくれます。
お色は4種類あって、左からクリアレッド、ローズピンク、ピンクベージュ、プラムレッド。色付けには酸化鉄、酸化チタン、グンジョウ、カルミンといった複数の天然由来着色料を組み合わせているそうです。
私が使っている「クリアレッド」(華やかで透明感のあるレッド)の成分を抜きだしてみました。天然由来成分100%です。
ステアロイルオキシステアリン酸オクチルドデシル、ダイマージリノール酸水添ヒマシ油、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ミツロウ、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、オリーブ果実油、ホホバ種子油、コハク酸ジヘプチル、キャンデリラロウ、馬油、加水分解シルク、ラベンダー花エキス、(カプリロイルグリセリン/セバシン酸)コポリマー、ラベンダー花油、オレンジ果皮油、ニオイテンジクアオイ油、マヨラナ葉油、マヨラナ花油、ダマスクバラ花油、トコフェロール、ダイヤモンド末、カプリル酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-3、エタノール、リシノレイン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル、マイカ、ステアリン酸、酸化チタン、酸化鉄、カルミン、水酸化Al
エコリュクスのクリアレッドは大人っぽい濃ピンク
実際に塗ってみます。ピンクベージュにしようかなと思ったのですが、カラーリップの性質からして薄付きなので、赤みの濃いクリアレッドにしました。何回か重ね塗りした結果がこれ。赤というよりは大人っぽい濃ピンクで気に入っています。
@コスメのランキング5位の「ニベア リッチケア&カラーリップ」
去年の8月に発売された「ニベア リッチケア&カラーリップ 」は、この秋から新色の「ボルドー」が加わったことで、SNSを中心に人気が出ています。何たって花王のニベアですから、ブランドを知らない人はいませんね。私は「シアーレッド」を持っています。価格は600円台ってところです。
WEBサイトに載っている特徴です。
リッチなうるおいに、透明感のある艶やかな発色
ケアしながら、色づき・艶めく、ふっくらした唇にみせるリップクリーム
保湿成分としては、3種類の美容オイル(マカデミアナッツオイル、アボカドオイル、ホホバオイル)を配合。荒れがちな唇にもやさしく広がって、とろける塗り心地へと導きます。
SPF20・PA++のUVカット成分が配合されているので、紫外線から唇を守ってくれるのは助かりますね。
変わっているのは使い方。右回りにゆっくり回して1ミリほど出して、軽いタッチで塗ります。かなり柔らかいテクスチャーなので、出し過ぎると折れて戻らなくなるんだそうです。
お色は4種類。左からシアーレッド、フレンチピンク、スモーキーローズ、新色のボルドーです。
ニベア リッチケアのシアーレッドは薄めで艶やかなピンク
よっぽどボルドーを買おうかと思ったのですが、私の年齢だと老けすぎるかなと思い、前から評判のいいシアーレッドにしました。
実際につけてみます。
5~6回重ね付けしました。かなり透明感があってピンクっぽいですね。若々しい艶やかさがあると思います。
「シアーレッド」の成分を抜きだしてみました。
水添ポリイソブテン、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ポリエチレン、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、アボカド油、ホホバ種子油、マカデミア種子油、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2、マイクロクリスタリンワックス、トコフェロール、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、酸化鉄、硫酸Ba、黄4、赤201、赤202
3種類の美容オイル以外、 残念ながらケミカルなものが多いですね。タール系色素も入っています。でもUVカット成分が入っているのは評価したいです。
新色のボルドーはこちら
どちらを使うかは季節はシーンによりけり
値段から言えばニベア、成分から言えばエコリュクス。
私はオーガニック&ノンケミカルの愛好家なので、出来る限り天然由来成分のほうが嬉しいです。毎日使用するとなると、タール系色素はどうかな?と思いますしね。
ただし紫外線対策を考えると、春夏やマリンスポーツのときはニベアでしょうか。季節やシーンによって使い分けるのがいいんでしょうね。
新たに狙っているのは、ナチュラグラッセの「トリートメント リップオイル」。唇用美容液とリップグロスを兼ねた製品です。ナチュラグラッセは100%天然由来なので、私はとても信頼を寄せています。
WEBサイトにはこんな説明がありました。
皮膚が薄い唇を保護しながらうるおす「ローズヒップ」と、高い保湿力で、乾燥による荒れを防ぐといわれる「ツボクサ」を配合。皮膚が薄く乾燥しやすい唇を、しっかり保湿しながら、ハリを与えます。
やっぱり好きな色は透明なレッド系。ぜひゲットしてレビューしたいと思います。
公式通販サイトはこちら