エイジングケアに美容サプリは必要と思いながら、家計を考えると多種類は飲めません。コラーゲン、ヒアルロン酸、プラセンタから一つに絞るとすれば、どれがベストなんでしょう。そしてどのメーカーのサプリなら、質とコスパが良いんでしょう?
ヒアルロン酸の原料出荷量が日本No.1のキユーピーから発売されているのが「飲むヒアルロン酸」。医薬品レベルまで精製された高濃度ヒアルロン酸を配合したサプリで、2002年の発売以来、シリーズ累計100万袋を突破しているんだそうです。1日4粒で美容液1本分のヒアルロン酸が摂取できる「ヒアロモイスチャー240 」をレビューします。
- キユーピーがマヨネーズからヒアルロン酸に至ったのは?
- 食品用ヒアルロン酸の安全性は?
- 40代から急速に減少していくヒアルロン酸
- ヒアルロン酸は塗るべきか飲むべきか
- 低分子化したヒアルロン酸は吸収される
- 1日に何mgのヒアルロン酸を摂れば肌に効くか
- コラーゲン、プラセンタ、ヒアルロン酸のどれがいい?
- ヒアロモイスチャー240の口コミは?
- 3回以上の継続を勧めていても回数縛りなし
- 最高クラスを名乗る某商品と比較したら差が歴然
キユーピーがマヨネーズからヒアルロン酸に至ったのは?
美容のために飲むにしても塗るにしても、ヒアルロン酸は安全性が気になるもの。製造メーカーの信頼度が大切です。そもそもマヨネーズのキユーピーがなぜヒアルロン酸なのか、ルーツを辿ってみましょう。
キユーピーがマヨネーズの製造を開始したのは大正14年。創立者の中島董一郎さんがアメリカ留学時代に、ポテトサラダに使われていたマヨネーズの美味しさに魅了されたのがきっかけでした。
卵黄の量をアメリカ製品の2倍にして作った国産マヨネーズは高級品でしたが、売上は年々伸び、第二次世界大戦直後でも質は落とさずにいることで、消費者から高い信頼度を得たのだそうです。
研究熱心なキユーピーがマヨネーズの開発と共に進めてきたのが、原料であるタマゴの研究です。タマゴには生命の誕生に必要なものがすべて含まれていることから、有効成分を抽出して、食品・化粧品・医薬品の原料として活用されるようになりました。
やがて研究開発の対象は、卵の親であるニワトリにまで進展。1980年代よりニワトリのトサカから高純度ヒアルロン酸を 抽出する方法の開発を進め、1985年にヒアルロン酸の生産販売を開始。2002年には栄養補助食品としての「ヒアロモイスチャー」が誕生したのだそうです。
食品用ヒアルロン酸の安全性は?
ニワトリのトサカは世界の美容健康食品
体内に摂り入れる食用ヒアルロン酸の場合、原料がニワトリのトサカっていうのが気になりますよね。確かにそのまま食すにはグロテスクですが、高濃度のヒアルロン酸が含まれるトサカは美容健康食品。日本はもとより海外では16世紀以前から食されてきたそうです。
食品用ヒアルロン酸は、現在では主にサプリメントや美容ドリンクとして流通し、日本国内で年に20~30トン以上の流通量。食品安全委員会による審査で「適切に摂取される限りにおいては安全性に問題なし」と判断されました。
キユーピーでは微生物発酵でヒアルロン酸を生成
安全性は確保されましたが、キユーピーでは鳥インフルエンザなどの懸念を払しょくするため、ヒアルロン酸はトサカではなく、乳酸菌の一種であるヒアルロン酸産生菌を発酵させることで作り出しています。
40代から急速に減少していくヒアルロン酸
ヒアルロン酸は、私たちの体内で至るところに存在しているもの。なかでも目・皮膚・関節に多く存在します。
下の画像は皮膚の断面図ですが、真皮層で柱になっているのはコラーゲン。ヒアルロン酸は水分を抱えて、ベッドのクッションみたいな役割を果たします。
お肌が弾力を保つのに欠かせないヒアルロン酸は、40歳を過ぎたあたりから急速に減少していきます。20歳に比べると60歳では60%、70歳では80%も減少するんです。
コラーゲンは鶏皮、モツ鍋、豚足などの食材で摂ることができても、ヒアルロン酸は? 鶏のトサカには多く含まれていると知っていても、毎日食べるのはキツイですよね。
食品に含まれているヒアルロン酸は分子が大きいので、体内に摂り入れても吸収するのが難しく、たるみが気になっているお肌まで届いてくれるとは限りません。
ヒアルロン酸は塗るべきか飲むべきか
お肌をモチモチにします!という宣伝に惹かれ、ヒアルロン酸配合のクリームを毎日塗ったとして、どれくらいの改善が見られるんでしょう。
塗るヒアルロン酸が届くのは一般に、表皮のいちばん上にある角質層まで。ターンオーバーとともに剥がれ落ちる部分ですが、ここにヒアルロン酸を塗れば即効的な改善は見られます。
家に例えれば、経年劣化して剥がれ落ちていく壁の表面に塗料を塗るようなもの。見た目は良くなっても、奥がボロボロの状態であれば、ひび割れがすぐに浮き出てきます。
それに対して飲むヒアルロン酸は、血液に乗って肌の内側から真皮に届き、線維芽細胞の活性化を促します。線維芽細胞には網目構造になった真皮のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を産生する機能があるので、ベースの部分から若々しいお肌へと導かれていきます。
塗るヒアルロン酸でエビデンスが取れているのは、肌表面の保湿のみ。
肌の内側からの保湿を望むのであれば、飲むヒアルロン酸でアプローチしていくのが、エイジングケアには望ましいと思われます。
低分子化したヒアルロン酸は吸収される
コラーゲンは分子が大きくて吸収されないなら、ヒアルロン酸だって同じじゃないの?と思うでしょう。
1980年代より研究開発を行ってきたキユーピーでは、口から摂取したヒアルロン酸が腸内細菌により低分子化されて、小腸で吸収されることにより血中に移行し、皮膚へと移行することをラットを使った実験で確認しています。
キユーピーが独自技術で製造している食品用の低分子ヒアルロン酸「ヒアロナノ」は、ヒトの腸で生ずる最小単位レベルのヒアルロン酸。長い鎖がつながって出来ているヒアルロン酸を、ギリギリ最小単位の鎖で切った状態なので、どこからでも吸収されやすいのが特徴です。
1日に何mgのヒアルロン酸を摂れば肌に効くか
ヒアルロン酸は低分子化すれば吸収されることが分かっても、肌には効き目があるのかが気になります。キユーピーでは飲むヒアルロン酸の効果についてデータの裏付けを取っています。
ヒアルロン酸の効き目をどれくらいで体感したかの調査では、1週間と答えた人が43%、2週間が55%、3週間が75%、3カ月が91.2%だったそうです。
乾燥肌の水分量をアップさせるために、消費者庁では一日に120mg以上のヒアルロン酸を摂るのが望ましいとしています。下の表にあるように、摂取6週間後では肌の水分量が格段に増加しているのが分かります。
しかしこの120mgとは下限量。120mg/1日を摂っていれば、いつかは肌に効きますというギリギリの量なのです。
濃いヒアルロン酸を目指したいキユーピーでは、2倍の240mg/1日を設定。美容液1本分の量です!
健康食品だった「ヒアロモイスチャー」が、2009年には栄養機能食品の「ヒアロモイスチャーbio」になり、2015年には届出番号A4の機能性表示食品「ヒアロモイスチャー240」となりました。データを取り、科学的根拠があるからこそ堂々と「肌に効く」と言えるサプリなのです。
コラーゲン、プラセンタ、ヒアルロン酸のどれがいい?
今回ヒアロモイスチャーを試すにあたって、私はキユーピーの担当者から詳しい話を聞いてきました。面白かったのは「ヒアロモイスチャー240を1粒かじってみて下さい」と言われたこと。
見たところマヨネーズ色した透明なカプセル。粒の中にはオリーブオイルが入っていて、ヒアルロン酸の粉末を覆っています。食べると口の中の水分が吸収されていく感じ。ねっとりして、濃いヒアルロン酸がギュッと詰め込まれているのが分かりました。
せっかくなので、前から気になっていたことを質問。コラーゲン、プラセンタ、ヒアルロン酸のサプリで一つに絞るとすれば、どれがいいのかを聞きました。やっぱりヒアルロン酸でしたね。
- コラーゲンは食品で摂れるが、ヒアルロン酸は食品中の量が少なく純度も低い。
- プラセンタは効能が科学的に証明されていない。
↓- 吸収されて肌まで届く低分子のヒアルロン酸を摂ることが、肌質改善への近道
ヒアロモイスチャー240の口コミは?
1日4粒で、美容液1本分のヒアルロン酸が摂取できる「ヒアロモイスチャー240」は、毎月のリピート率が90%。3カ月以上飲んだ人の91.2%が変化を体感しているそうです。 愛用者からはどんな声が寄せられているのか、幾つかピックアップしました。
41歳 女性
40歳を過ぎたころから、基礎化粧品だけのお手入れでは気になりだし、サプリメントも併用したいと思っていました。色々な研究を重ねたキユーピーさんのヒアロモイスチャーの記事を読んで、キユーピーさんだからという安心もあり飲み始めました。まだ飲み始めて2ヶ月ですが、肌がふっくらと潤いが常に続いています。基礎化粧品のぬりすぎでベタつくことが気になっていましたが、基礎化粧品は減らしてもさらさらでしっとり肌になりました。職場の方に、肌を触られたこともあります。これからもこのしっとりが好きなので続けていきたいです。
48歳 女性
10代後半から長年乾燥(特に顔)に悩まされておりました。某化粧品店でお肌のカウントをしても潤いが足りず、いつも残念な結果でした。 そんな中、新聞広告でヒアロモイスチャー240を知り早速購入。たった1ヶ月の飲用ですが、冬で特に乾燥の気になる季節なのに、それまで手放せなかったミスト化粧水も知らず知らず使用頻度が減っておりました。先日、某化粧品店で肌のチェックをしたところ、数値がアップ!表面だけでなく、体の中から取り入れる大切さを痛感いたしました。 もう手放せません。ありがとうございます。
51歳 女性
初めて飲んだ翌朝には、もう顔をさわってみるとしっとりした感触があり、効果を実感できました。最近忙しくて、在庫をきらしてなかなか注文できないでいたら、なんとなく顔がしわっぽくなったような、肌がしぼんだような気がします。これからは在庫をきらさないようにしたいと思います。グルコサミンの入ったタイプも試してみたいと思います。
56歳 女性
若い頃から乾燥肌に悩んでました。たくさんの化粧品やサプリメントのお世話になってきましたが、シワが深くなるばかり・・。悲しく思っておりましたが、貴社の製品を服用し始めるとミルミルと違いを感じるようになりました。肌がしっとりしてきて驚くばかりです。本当に嬉しいです!ありがとうございます。 待ち望んでいたサプリメントを開発していただき感謝いたします。
飲むタイミングはいつでもいいそうですが、私は忘れないように毎晩寝る前に飲んでいます。そろそろ3週間が過ぎたところでは、頬を指で押すとプリッとして、弾力がアップしたのが分かります。
パッケージ裏の成分表です。原材料名のところを見てください。ヒアルロン酸だけでなく、葉酸が240μg配合されているそうで、くすみや血行不良で悩んでいる女性には高ポイントですね。
3回以上の継続を勧めていても回数縛りなし
最後に気になるお値段です。
ヒアロモイスチャー240 (30日分・ソフトカプセル120粒)
通常価格 5,400円(税込) → 定期コース初回 1,780円(税込・送料無料)
定期コースは3回以上の継続を勧めていても、「最低購入回数の取り決めはありません」と書かれています。縛りがないってことは良心的ですね。
最高クラスを名乗る某商品と比較したら差が歴然
実は私、赤いパッケージの「飲むヒアルロン酸〇〇〇」を3年間ほど続けて飲んでいたことがあるんです。効果はあるような無いような、やめたら一気に老けるんじゃないかと心配で飲み続けていましたが、お財布が持たないので定期購入をストップしました。
この商品は1粒あたり120mgと謳っているのでスゴイ!と思っていましたが、よく見るとそれはヒアルロン酸を含有したムコ多糖類の量です。調べたところヒアルロン酸の量は96mg/1日でした。これって消費者庁が言うギリギリの下限量 120mg/1日よりも少ないですよね。
楽天のサイトを見に行くと、「ヒアルロン酸の含有量はもちろん、最高クラスの品質」と大きな文字。言ってることと中身とが違ってないでしょうか。もちろん機能性表示はありません。
そしてお値段も高いです。
1カ月分 12,800円(税抜)→ 定期購入 7,130円(税抜)
ヒアルロン酸サプリのランキングサイトをあれこれチェックしたところ、ひいき目でも何でもなく、「ヒアロモイスチャー240」がダントツなことが分かりました。@コスメ口コミランキングでは美容サプリメント部門で第1位、楽天のヒアルロン酸加工食品デイリーランキングでも第1位です。
パッケージで見るべきところはこれ。機能性表示食品の届出表示に書かれている言葉です。「本品にはヒアルロン酸Naが含まれます。ヒアルロン酸Naは肌の水分保持に役立ち、乾燥を緩和する機能があることが報告されています。」
科学的根拠があるから、「肌」という言葉が消費者庁に許可されているのです。
私が子どものころ、マヨネーズといえば有無を言わさずキユーピーでした。第二次世界大戦直後でも質は落とさずにいることで、消費者からの高い信頼度を得た会社。創立者の中島董一郎さんの「董(とう)」を使って、「ヒアロモイスチャー240」の販売会社は「株式会社トウ・キユーピー」になったんだそうですよ。